雑穀米の栄養

雑穀米の栄養 

雑穀米は、食が欧米化に進む現代人にとって、良い健康の見直しの一歩では、ないでしょうか?
今、手軽に白米と炊ける五穀米や十六雑穀米、有名なシェフがブレンドした雑穀米などいろんな商品がありますね。
実際、 雑穀米の一つ一つの効果やどういった栄養が含まれているか知りたいところ・・。
ここでは、11種類の雑穀米を紹介します。


雑穀米の種類と栄養

黒米・・栄養分は白米と比べ、たんぱく質・ビタミンB1・B2・ナイアシン・ビタミンE・鉄・カルシウム・マグネシウムなどが豊富に含まれています。玄米の色が黒色で果皮・種皮の部分に紫黒色系色素(アントシアン系)を含んだコメです。又、5分づきにすると米が紫色になるため、紫米とか紫黒米とも言われます。
炊き方として、白米3合に対して、大さじ1〜2さじほど・・。

赤米・・この赤色は、タンニン系赤色色素で今注目のポリフェノールの一種です。
タンニンは(緑茶にも含まれていますが)、過酸化脂質を取り除き体内のタンパク質の吸収をよくし血管を丈夫にする働きがあると言われています。?

緑米・・黒米、赤米と同じく縄文時代に中国から伝わったとされている古代米です。
もち米よりも、粘りと甘みがあり、亜鉛やマグネシウム、繊維質を豊富に含みます。

押し麦・・大麦を押しつぶしたもので、食物繊維の宝庫と言われ白米の約19倍含まれています。大切な栄養成分を含んでいる「胚芽」を残しているのも特徴です 。

もちきび・・古くからきび団子、きび餅として親しまれているきびは、もちっとした食感が特徴。 白米に比べ2倍のタンパク質や食物繊維を含んだ穀物です。

もちあわ・・ 縄文時代、主食用穀物として早くも栽培されていたモチモチした食感のイネ科の植物。鉄分が白米の約6倍含まれているのが特徴です。鉄・亜鉛・マグネシウム・たんぱく質・食物繊維・ビタミンB1を豊富に含んでいます。
もちあわご飯、もちあわぜんざい、お菓子などいろいろな料理に使えます。

キアヌ・・栄養バランスが完璧に近く、良質のたんぱく質、鉄分、カルシウムなどのミネラルをはじめ、食物繊維、必須アミノ酸、ビタミンなどが含まれています。

アマランサス・・プチプチとした食感が特徴の雑穀です。南米アンデス地方が主産地でしが、近年、国内でも栽培されるようになりました白米と比べ、カルシウムが32倍、鉄が12倍、亜鉛が4倍、ビタミンEが10倍、食物繊維が15倍も含まれている。また必須アミノ酸も含んでいます。

ひえ・・精白米と比べると、食物繊維が8倍以上、マグネシウム約4倍、亜鉛・リンも3倍ほど含まれています。冷え性改善効果あり。

発芽玄米・・玄米に水分を含ませて、発芽させたもの。食物繊維、ビタミンB群、カルシウム、マグネシウムなど豊富。また、注目のギャバ(γ-アミノ酪酸)も・・。

とうもろこし・・世界の三大穀物のひとつです。 胚芽部分にはビタミンB1・B2、糖質、タンパク質などを含んでいます。